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 「はぁ〜あ、またやっちゃった」
露天商が立ち並ぶ街の大通りを歩いている女が呟いた
女は聖職者の格好をしている
そこそこ清楚な見た目だが、今はパッと見で信仰心なんてものがないのがわかる
ここ数日、自身に起こったことに対しての憤りからか、目が据わっている
しかもブツクサと呟く独り言には、決して上品ではない言葉も混ざっている
しかし、周りを見ればそんなことを気にしている人間はいないのもわかる
この街の名はプロンテラ
世界最大の都市だけあって、街は大いに賑わっている
その一人一人が見た目だけでは判断できない世界なのだ
今すれ違った子供が自分なんか足元にも及ばない冒険者という可能性もゼロではない
そしてそんな人間同士が何千何万とすれ違うことでこの街の賑わいができているので
ちょっと目つきが悪くなった女聖職者が、独り言をブツクサ言いながら歩いていても誰も気にしない
すれ違う人間の奇行に全て反応していては生きていけない世界とも言う
次の瞬間には隣にモンスターが出現するかもしれない
そんなテロを引き起こせるアイテムが、平気で露天に並んでいる
もちろんそれすらも気にする人間はいない
この世界でやっていけないことは二つ
一つは他人を傷つけたり殺めたりしてはいけないこと
そしてもう一つは村、街、国を混乱させてはいけないことだ

・・・はて、テロアイテムで街中にモンスターを召喚するのは混乱にはならないのだろうか・・・?
さて、人を傷つけてはならないという大原則の元
この世界には特殊な『プロテクト』が存在する
それは人が使う武器、魔法、技術の全てが人や街に対して効果を発しない
もちろん例外はある
それは『プロテクト』の影響を受けない特殊な空間内での行使
そして、その行為自体が治癒治療等、一般的に他人に害のない行動である場合だ
例えばそこら辺に落ちている棒切れを拾い、それで人を殴ろうとする
するとその瞬間にその棒切れは武器として認識され、殺傷能力がゼロになるのだ
原理は解明されていない
神によって作られたもので、世界誕生の瞬間から存在していたと言われていたり
世界を統べる主要人物達に都合よく作られたものだとも言われていたり・・・
人間にはできない善悪判断こそ神が行っている証明だとか
影響を受けない場所の存在が後者の説の強さを証明するのではないかとか
当然そんなことを細かく気にしているのは一部の人間だけだが・・・

そんなこんなでこの世界の秩序ともなっている『プロテクト』だが
さすがに人間一人一人にまでは効果を発揮しない
なので素手で他人を傷つけたものは法で罰せられることになっている
まぁ本格的にそんなことができるのは修道院で修行を積んだモンクくらいだ
一応噂では、暗殺者として修行を積んだアサシンという暗殺集団が存在するらしいが
今のところ日の目を見てことはない
結局何が言いたいかというと
殴り合いの喧嘩くらいは日常茶飯事で起きているということだ
 「本当、男ってろくなヤツがいないわね・・・」
現に、この女も先ほど二人ほど男を殴り倒してきたところだ
 「もっとやっておけばよかったわ」
冒険者とは基本血の気が多い人間だと思われているが、あながち間違いではないかもしれない
女の「またやってしまった」という後悔から「もっとやっておけばよかった」という後悔へ心変わり
それだけでも血の気の多さは窺える
同じ後悔でもまるでベクトルが違う
先程からブツブツ言っていたのも、最初の内は反省をしていた・・・
少なくとも本人はそのつもりだったが、色々と考えているうちに180度考えが変わったのだ
 「・・・はぁ」
女はため息をついて心を入れ替えることにした
 「ま、やっちゃったものは仕方がないし、次を探すしかないわね」
そう言った女の目は、もう据わってはいなかった

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さて
ファンタジーファンタジー・・・と
いつものことながら書きながら考えた設定なので
穴だらけかもしれないが基本は大目に見てもらいたいです
そして結局RO準拠で書いてみることにしましたヨ

一応前回の族君がやっているゲームということで
無理やり繋がっている・・・ということにしてほしい!

最後に
タイトルが???なのはもちろん思いつかないからです
いい案ないかなぁ・・・

「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」
ではまた次回〜
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