私立紅蓮学園 〜文化祭編5〜

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 「わかったわよ、えぇ、わかりましたよ!」
 「何だ・・・?」
 「え、何々?どうしたの!」
 「炎先輩〜、もう炎先輩だけが頼りですよぅ」
 「よくわからないけど、よしよし」
 「えへへ」
新の頭を撫でる炎先輩
う〜ん、炎先輩はやっぱり可愛いなぁ
新?新は・・・
 「もぅ・・・先輩は見つけたら片っ端から奢らせてやるのですよぅ」
新とは昔から一緒にいるが、こいつの彼氏を務められる人間はそうそういないと思う
少なくとも、俺には無理だ
 「ん?族のこと?」
 「そうですよぅ、本当にどこにいるのでしょうかねぇ・・・」
 「う〜ん、どうだろう」
 「さすがに炎先輩もわからないでしょう」
というより、ここで族さんのこと即答されたら、少しショックだ
 「ところで直樹、相変わらず炎先輩って呼んでいるの?」
 「ん?」
 「炎先輩のこと、他人行儀じゃない?」
 「う・・・」
 「そうだよね!寂しいなぁ」
 「頑張ってはいるのですが」
 「柄にもなく照れているの?」
 「私は直君って呼んでいるのにねぇ」
 「・・・ゴメンナサイ」
 「あはは、冗談だよ!」
付き合い始めてわかったことだが
炎先輩はもっと天然だと思っていたのだが、予想以上に小悪魔らしい
 「でもとりあえず炎さん、くらいがいいかな!」
 「見せ付けてくれますねぇ」
 「あはは!」
 「う〜、先輩の馬鹿ぁ・・・」
 「よしよし、族はもしかしたら家にいるかもね!」
 「え!先輩、朝のホームルームからずっといないのですかぁ?」
 「うん」
 「それを早く言ってくださいよぅ、あからさまにサボリじゃないですかぁ」
 「有り得るな」
文化祭は当然出席しなければならないのだけれど
人によっては朝のホームルームだけ出て、すぐ帰る人間もいる
もっと酷いと今日の族さんのように・・・
 「そもそも、文化祭を一緒に回ろうとか約束していないのか?」
 「う、うるさいわね・・・」
 「え、してないの!」
 「実は・・・でもでも、普通そういうのって言うまでもなくないですかぁ?」
 「まぁ確かに普通はな」
 「でも相手は族だからね!」
そう、そういう常識は通用しないだろう
 「うぅ・・・」
いくら新でも見ていて不憫になるな
 「族のこと、少し嫌いになっちゃった?」
 「いいえ!」
 「即答だね!」
 「これくらいのことで嫌いになるなら、初めから付き合おうと思いませんよぅ」
 「あはは、よかったよかった」
 「もぅ先輩の家まで行っちゃおうかなぁ」
 「そうそう、その意気だよ!」
 「二人の邪魔し続けるのも悪いですしぃ、一人だとロクなことないですしぃ・・・」
 「頑張ってね!」
 「は〜い、それではお邪魔しましたぁ」
 「オー、ガンバレヨー」
邪魔者がいなくなった嬉しさはあったが
とりあえず口だけの声援を送っておくことにする
後が怖いし・・・
 
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炎のキャラがコロコロ変わっている気がするが
気のせいではないだろう
というわけで
もうしばらく直樹のターン

「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」
ではまた次回〜
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