私立紅蓮学園 〜文化祭編2〜

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 「この状況で溜息とは、いい度胸しているわね」
 「え?」
俺、今溜息ついたか?
つい出てしまったということか・・・
 「いや、あのですね」
 「寂しいわ、そんなに私といるのが嫌なのね」
何だよそのキャラ・・・
よよよ、と倒れこみながらのオーバーアクションつきである
完全に馬鹿にされている気がするなぁ
 「だから違うって言っているじゃないですか」
 「フーン」
フーンて・・・
もう怒ったぞ、ここはガツンと言ってやるとしよう
・・・いや、カツンにしておこう
 「大体ですね、この状況で俺はどうすればいいんですか?」
 「文化祭を楽しむ」
 「無理に決まっているでしょう!」
 「うるさいわねぇ、何でよ」
 「先生は俺をふったんですから、忘れたとは言わせませんよ?」
 「あぁ、何、そんなこと気にしていたの?」
 「ぇ〜」
気にしない方がどうかしていると思う
 「結局俺なんて、気にするほどの相手じゃなかったということですね」
 「な〜に拗ねているのよ」
 「どうせどうせ」
 「やれやれ、一回きりで諦めるのね」
 「・・・え?」
何だ、どういう意味だ?
 「えっと・・・それってどういう」
 「お、いい香り」
って、聞いていないし
霞先生がそう言って止まったのは、家庭科室の前を通ったときだ
確かに辺りにはいい香りが漂っている
 「料理部の出店ですか」
 「うんうん、さすが桜が仕切っているだけのことはあるわね」
 「この香り・・・何かのお菓子ですかね」
 「ちょうどたこ焼きの後で甘いものが食べたかったのよ」
この人、食ってばかりな気がするが
 「さ、行くわよ」
そう言い終る前に霞先生は中へ入っている
 「はぁ・・・まぁもしかしたらもしかするかもしれないしな・・・」
今日一日はあの人に引っ張られようと決心したとき
 「何がもしかするんだよ」
 「うお!吃驚した・・・」
 「うお!何だよ、こっちの方が吃驚したぞ」
 「秀かよ・・・おのれ空手部め、気配を消して近づくとは」
 「いや、空手部関係ないし、そもそも気配も消してねぇよ」
俺の独り言を盗み聞きしていたのは、同級生の室秀だった
こいつは空手部の主将で、見た目によらず思いやりがあるやつだ
 「しかし、料理部の出店の前で男が一人ブツブツ言っているのはどうなんだ?」
 「どうって何だよ」
 「怪しすぎる、特にそれが是斗ともなれば当社比二倍」
 「うるせぇよ」
 「ね〜室君、入らないの〜?」
 「ん?」
その声で気が付いたが、秀は一人ではなかった
いかんいかん
霞先生の件で頭がいっぱいで、どうも視野が狭くなっているようだ
 
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あまりに久しぶりのキャラ
ZOKUですら忘れていたので
念のためキャラ説明を入れておいたが・・・
出番の多いキャラはどうするかなぁ

「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」
ではまた次回〜
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